仕事

割とデメリットも多い!?昇格についての生々しい話

こんにちは。アザラシ(@azarasilife)です。

サラリーマンのあなた、昇格したいですか?

いま学生のあなたは、バリバリ仕事して出世してやる!!って思っていませんか?

夢の無いことを言ってしまいますが、サラリーマンになってから

アザラシ
あんま昇格したくないな…

って考え方に変わった方、意外と多いんじゃないかなと思います。

一般的に昇格=良いことのように捉えられています。

でも同じ会社の同僚や他の会社で働いている友達も聞くと、割とネガティブな話も多い。

というわけで今回は自分が経験した昇格後の理不尽な話に加えて、同僚・友達に聞いた昇格の生々しい実態について書いていきます。

メリット

昇格した際のメリットは同僚・友達も共通でしたので代表的なものを挙げます!

メリット

  • 収入が増える
  • 意見が通りやすくなる
  • 承認欲求が満たされる

お金お金~

メリットは何と言っても基本給が上がったり役職手当が追加されて収入が増えることでしょう。

月々の給料があがると仕事のモチベーションも上がりますよね。

私が昇格して初めての給与明細は、社会人になってから初めて貰った給料と同じくらい嬉しかったことを覚えています。

仕事やりやすいかも!

意見が通りやすくなることで、自分のやりたい仕事を担当できたり、自分のやり方で仕事を進めれるようになることも良いですね。

頑張りが認められる

昇格するということは実績や頑張りが認められるということでもあるので、承認欲求が満たされるというのも大きなポイント。

社会人になると褒められる機会が減るので、自分自身も昇格が良い刺激になったのを覚えています。

アザラシ
そんな自分も今や社内ニート!

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デメリット

昇格が本当に良いことばかりならアザラシは社内ニートになっていない!

というわけで昇格のデメリットを挙げていきます!

ここで説明する内容は、他社の友人に聞いてもあるあるだった共通的な内容です。

どこまで昇格したかでだいぶ内容が違ったので、実体験+教えてもらった経験談を交えて書いていきます。

デメリット

  • ノルマが増える
  • ボーナスの増減が激しい
  • ハズレ仕事を任される機会が増える
  • 部下のことで怒られる
  • 事務作業が増える

ノルマ!ノルマ!ノルマ!

ノルマがある人は、その達成のバーが上がります。

そして昇格すればするほど、これノルマ達成無理じゃね?って数字になっていく。

これは友達に聞いても同じだったので、どの会社も共通みたいです。

私の場合は初昇格した年のノルマがそれまでの1.5倍になりました。

当時、ノルマを発表されて

アザラシ
何このハードモード!無理ゲーだろ!

って言った気がする。

その隣で先輩も同じこと言ってた気がする。

え…?ボーナス下がるとかあるん?

自分も昇格してから経験したんですが、昇格しちゃうとノルマの達成率+業務外の貢献度が評価対象になります。

業務外の貢献とは?

後輩の育成や担当外の仕事のヘルプなど

つまり昇格後はノルマの達成は当然としてノルマ以外の何かを求められます。

これは私の実体験ですが、昇格した年にノルマも達成したうえで業務を効率化する便利なプログラムを作りました。

この年はそれらの活動が評価されボーナスが跳ね上がりました。

たしか昇格前の1.7倍くらい。

当時のアザラシ

アザラシ
楽勝!金稼ぐって楽しい!!

でも上手くことばかりではないんですよ…。

翌年度が大変だった!

この年に達成した影響で、翌年度のノルマが上がりました。

しかもノルマ関係なく実績が奮わずで、結果としてボーナスがかなり減りました。

昇格するまでは右肩上がりだったボーナスが下がるということをこの年に初めて経験しました。

減るってことを一切想定していなかったので、かなり落ち込みました。

アザラシ
自分の評価ってこんなもんか…

タイミングの早い遅いはあるにしても、どこかでは経験するはず。

クソゲーはクソゲーゆえにクソゲー

昇格した際の一種の試練。

それがハズレ仕事。

お客さんがクレーマー気質だったり、トラブル続きで大赤字になっているような仕事を任されることが増えます。

会社側の狙いとして、昇格できるだけの能力があるから、そういう難易度の高い仕事でもこなせるだろうという期待も込めて任されるようです。

ただ担当させられる方はたまったもんじゃない。

ノルマがだんだん上がっていくのと同じで、一つしんどい仕事を終わらせると

死神
狙い通りこなしてくれた!次の仕事振ってみるか

みたいなノリで、どんどん次のハズレ仕事を振られます。

ちなみに私が実績が奮わなかった理由もこれ。

当時、他の人が実績として計上した仕事がありました。

でもその人はそのまま何もせずに退職していったんですね…。

で、私はその仕事を昇格した翌年に任されました。

当時のアザラシ

アザラシ
ハズレ仕事引いてしまったー!!

そんな事を言いつつ、前期も成績抜群の自分ならできると思っていました。

でも蓋を開けてみたら内容は過去やったことないくらい難しいわ、実績は前任者が計上してるわで、自分の実績にならない仕事で苦労する羽目に。。。

でもね、サラリーマンやっている以上は仕方ないんですよね

こういった仕事はサラリーマンをやっている限り、いつかは引くことになる引いたら終わりを意味するハズレくじだと思ってます。

個人の能力でハズレをハズレじゃなくすることも可能でしょうが、つまづく人が多いのも事実。

ちなみに私はこの仕事をきっかけに社内ニートとして生きていくことを決意しました!

部下の管理も仕事のうち

当たり外れが激しい仕事。それが部下の管理。

人間ですから相性が合わないと気を遣って大変みたいですね。

また今は労働状況はかなり厳しくみられます。

部下の残業が多いと上司が業務管理ができていないと判断されて評価がダウン。

ほんとに上司が業務管理できていない場合もありますが、私の友人が初めて部下ができた時、ひどく落ち込んでいました。

理由を聞いたところ、責任のなすりつけでした。

部下になる直前の時期にトラブルになってしまい、残業ラッシュへ突入したメンバーがいたそうです。

そしてその状況のまま、友人の部下になりました。

友人は昇格のお礼で偉い人たち向けの挨拶周りをしている際に、部下の業務管理ができていない!と叱責されたそうです。

この時なんで自分が叱責されているのか、ほんとにわからなかったと言っていました。

時系列を整理すると、友人の部下になる前から残業ラッシュになっていたので、今から管理を始める友人からすれば、叱責されるべきは前任の上司なのですが、叱責の際に「今の上司の責任だ!」と言われたそうです。

この友人は他社ですが、自分が働いてる会社でも同じことがよく起きています。

つまり古参上司の管理不足を新任の昇格者になすりつけるのは、部下を持つポジションまで昇格した際の通過儀礼なのでしょう。

事務作業するための出社している日がある

これだけ色々紹介してきましたが、昇格者を悩ませるのは実は事務作業です。

対応する業務の範囲が広がるため、事務作業の担当範囲も広がります。

社内向け資料の作成や提出された書類のチェックなど。。。

一切自分の業績にはならないけど、それらの資料を次に目を通すのが自分より役職が上の人になるため手を抜けません。

そのため業務時間の多くを事務作業を費やす日が出てきます。

業務をするために昇格したはずなのに事務作業に時間取られるって本末転倒な気がしますが、これまた紹介あるあるです。

デメリットは以上!うん、デメリット多すぎ!

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出世レースに参加する権利は1回だけ!失敗してもやり直せるなんて大嘘である!

ここまで読んでいただいてデメリット多すぎん?って思っているかもしれませんが、これが現実です。

で、更に残念なことを言います。

雑誌のインタビューやテレビ番組などで、経営者が

失敗した経験があるから今がある。

だから社員にも失敗を恐れず積極的にチャレンジして欲しい。

失敗したらまた次チャレンジすればいいんだ!(キリッ

みたいなことを言ってるの見た事あると思います。

あれ嘘だから!ほんと大嘘だからな!

出世とは結局レースです。

ただ普通のレースと違うのは失敗した時点でコース上にこけるのではなく、谷の底へ転落します。

そして転落したら、もと走っていたコースには戻れません。

つまり昇格したければ失敗できないんですよ。

一億歩譲って、経営者は社員の失敗は良しとほんとに考えていると仮定して現場の仕事と評価について考えてみる。

ケースで考える

ある社員がチャレンジという名のもとに、とってきた仕事が失敗した。

そして本人だけではどうにもならず、誰かがヘルプしなければいけない事態になった。

でもヘルプが入ったおかげで、大変だったが何とか乗り切れた。

パッと見はチームワークが感じられて、めでたく見えるかもしれない。

でもこのケースにおいてヘルプさせられる側は少なくとも嬉しくはないだろう。

そしてそうやって人を巻き込んだ人が、仕事で「チャレンジした」という点を評価されて昇格していったらヘルプさせられた側はやってられませんよね。

上司もバカではないので、あまりにも迷惑かけていたら流石に昇格には反対する人も出てきます。

だからそういう観点からも昇格したければ失敗できないんですよ。

誰からでも100点をもらえる状態じゃないといけないのです。

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昇格した後はどうするべきか?

デメリットをたくさん説明してきましたが、昇格したらまずは仕事頑張るのがいいと思います。

昇格できるってことはやってきたことが認められたわけで、どんどん上にいける可能性もあります。

昇格し続けて限られた人数しかなれないポジションまでいけば、メリットは大きくなります。

特に収入アップは期待できる。

逆に昇格後も頑張ったけど、ハズレ仕事でつまづいたりしんどくなってきたら、昇格を諦めてまったり仕事するって流れがいいんじゃないかなと思ってます。

あとは昇格したという事実を活かして転職するというのもひとつの手段。

当たり前の話ですが昇格し続ける人の方が少ないです。

だから間違っても 昇格できない = 自分がダメ という風に捉えるのはやめたましょう。

昇格できない事を気にして病んでいくより、仕事より楽しいものを見つけたり、転職して自分が活躍できる場所へ身を移した方が人生を楽しめると思います。

仕事だけが人生ではないですからね。

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まとめ

昇格ってするまでも大変だし、したからと言って楽になるわけでもない。

だからこそ、自分が昇格し続ける人・途中で止まる人どちらの立場になってもやっていけるように心の準備をしておく必要があります。

この記事の内容が、昇格したらそういうこともあるんだな~くらいに覚えていただければ幸いです。

本日はここまで。

ご一読ありがとうございました。

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